ミクシィ株が大幅続落、成長鈍化に比べ株価割高とリーマン証指摘

国内最大のソーシャル・ネットワーキン グ・サービス(SNS)「mixi」を運営するミクシィの株価が大幅続落。 一時前日比12万2000円(12%)安の88万8000円まで下げ、午後零時34分 現在、東証マザーズ市場の下落率1位。100万円割れは9営業日ぶりだ。成長 力が今後鈍化されると見られる中で、時価水準に過熱感が残ると一部アナリス トの間で指摘され、今後の調整余地を警戒した売りに押されている。

リーマン・ブラザース証券の米島慶一アナリストは8日付で、ミクシィの 投資判断を「アンダーウエート」として新規に調査を開始し、12カ月の目標 株価を76万円に設定した。米島氏は「成長力が鈍化するにもかかわらず、株 価は過熱気味」と指摘している。弱気の判断を示した具体的な理由として、P ER(株価収益率)が前期71倍、来期55倍とバリュエーション上で割高感が ある点や、PV(ページビュー)の成長に停滞感がある点に言及。また、広告 単価の上昇も限界があり、新規事業への投資で利益成長は鈍化すると見ている。

マザーズ600ポイント割れ

独立系投資顧問のマーケット・アンド・テクノロジーズ代表取締役の内山 俊隆氏は、「リーマンのレポートが効いた。マザーズ市場がきょう600ポイン ト割れしており、投資家心理はネット関連、IT関連の銘柄に対して弱気にな っている地合いも、株価の下げ幅を増幅させた要因」との見方を示した。

東証マザーズ指数は一時前日比21ポイント(3.5%)安の586.98まで下 げ、取引時間中としては12営業日ぶりに600ポイントを下抜けた。

ただ内山氏は,「ミクシィに関してはアナリストの投資判断もまちまち。 非常に評価の分かれる銘柄の1つだ」とし、個人的には「米グーグルと連携し たモバイル技術関連や、中国での事業展開などを手掛けていることから期待し ている」(同氏)という。

ゴールドマン・サックス証券では3月27日付で投資判断を「買い」、目 標株価を150万円、UBS証券では3月11日付で投資判断を「買い」、目標 株価を155万円にそれぞれ設定している。

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