UBS:4-6月利益ほぼゼロか、追加評価損やコストで-リーマン

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは 9日、スイスの銀行最大手UBSの株価が月初来22%上昇していることについ て行き過ぎの可能性を指摘し、業績は期待外れの可能性があり事業分割には最大 3年かかるだろうとの見方を示した。

ジョン・ピース氏らリーマンのアナリストは、UBSの予想株価を36スイ ス・フランと、従来の40スイス・フランから引き下げ、「アンダーウエート」 の投資判断を据え置いた。チューリヒ時間午前9時10分(日本時間午後4時 10分)現在、UBS株は前日比1.4%安の35.14スイス・フラン。

アナリストらは9日付のリポートで、UBSの2008年4-6月(第2四半 期)利益が追加評価損や投資銀行部門のリストラ費用などによって、「ほぼゼロ となる可能性がある」との見方を示した。

UBSのルックマン・アーノルド元社長は先週、同行に事業分割を呼び掛け た。UBSが計画している150億スイス・フラン(約1兆5200億円)の増資 が不十分である可能性を指摘し、資産運用事業などの売却を提案した。リーマン は、同氏が会長を務めるオリバント・アドバイザーズが示した「事業分割案が受 け入れられるとは考えにくい」として、資産運用事業のUBSにおける重要度の 高さを指摘。仮にUBSが売却先を探したとしても、事業分割には最大3年かか る上に、事業分割の効果は過大に見積もられることが多いと解説した。

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