【個別銘柄】船井電、東レ、日電子、愛知機、新日無、不動産、サイゼ

9日午前の日本株市場における主な材料銘 柄の動きは以下の通り。

船井電機(6839):主要取引所の大証で8.7%高の3740円。オランダの 家電メーカー、ロイヤル・フィリップスエレクトロニクスから北米での民生用 テレビ事業の移管を受けると発表。同社はOEM(相手先ブランドによる生 産)でVTRやDVDなどを18年間にわたり、フィリップスに供給してきた。 両社は今回、ブランドのライセンス契約で合意し、船井電はフィリップスのブ ランド名の独占的使用権を得た。

東レ(3402):6.6%安の624円。9日付の日本経済新聞朝刊によると、 08年3月期連結営業利益は前の期比1%減の1010億円となったもよう。従来 予想である同1.5%増の1040億円を下回り、6期ぶりの減益になるという。 原油・原材料の価格高騰などが響き、09年3月期は前期推定比5%減の960 億円と、2期連続減益の公算が大きいと伝えている。

日本電子(6951):8%安の369円。半導体市況の低迷によって半導体メ ーカーが設備投資を先送りしているため、電子ビーム描画装置の販売が落ち込 んでいる。08年3月期の連結純利益は従来予想を9割以上下回ったようだと 発表し、失望売りが増えた。

愛知機械工業(7263):27%高の236円とストップ高(制限値幅いっぱい の上昇)。親会社の日産自動車(7201)向けエンジンの納入数が想定を上回っ たため、08年3月期の連結営業利益が従来計画44億円を25%上回る55億円 になったもようと発表した。

新日本無線(6911):5.5%安の329円。主力の半導体製品の受注が3月 に急減速、円高・ドル安の進行もあり、08年3月期の連結純利益は前の期比 75%減の4億3000万円にとどまったもよう。前回の会社計画は12億円だった ため、64%の下振れ。

東急不動産(8815):8.3%安の644円。クレディ・スイス証券は8日、 投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」、目標株価を700円から590 円に引き下げた。マンション販売やリゾート、仲介などの伸び悩みで、09年 3月期以降は減益基調が続くとの見方を示している。

パシフィックマネジメント(8902):8.2%安の5万6300円とストップ安。 JPモルガン証券は8日、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」、目 標株価を32万3000円から8万2400円に引き下げた。

クリード(8888):6.9%安の12万1000円。JPモルガン証券は8日、 投資判断を「中立」から「アンダーウエート」、目標株価を50万4000円から 17万5700円に引き下げた。

サイゼリヤ(7581):8.7%安の877円。地方の郊外店で売り上げが低迷 していることに加え、食材コストが上昇、08年8月通期の連結業績予想の減 額修正を余儀なくされた。営業利益予想が市場コンセンサスを大きく下回る内 容で、失望売りが優勢。

サンケン電気(6707):7.5%安の589円。半導体デバイス事業の不振に 加え、冷陰極管(CCFL)の受注減で、08年3月期の連結営業利益は前の 期比47%減の80億円にとどまったもよう。従来予想は100億円。同社株をカ バーするアナリスト11人の営業益予想の平均は92億円で、市場のコンセンサ ス以上に減益幅が大きかったことになる。会社側のEPS予想は17円29銭。

パナホーム(1924):8.5%安の607円。メリルリンチ日本証券は8日、 投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。

日清食品(2897):1.9%安の3600円。メリルリンチ日本証券は8日、投 資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

旭化成(3407):2.4%安の532円。UBS証券は8日、事業構造の転換 点が見えないとして、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

東洋炭素(5310):5.2%安の8160円と続落。前日はストップ安。急激な 為替変動の影響を受け、今期(08年5月期)の業績予想を7日に下方修正し ている。営業利益は従来予想比2.4%減の80億円に。業績悪化を嫌気した売 りが持続し、同業の東海カーボン(5301)と日本カーボン(5302)も続落。

久光製薬(4530):2.6%安の3700円と続落。過去5期間にわたり、年率

9.5%の営業増益を継続、営業キャッシュフローも同12%ずつ積み上げてきた にもかかわらず、会社側は今期の営業増益率を3.2%と予測した。7.4%の増 益を見込む市場コンセンサスを下回り、控え目な業績予想を嫌気した向きから の売りが優勢になった。

三益半導体工業(8155):5.5%高の2050円。コスモ証券は8日、投資判 断を「中立プラス」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

ディー・エヌ・エー(2432):13%安の59万円。KBC証券は8日、投資 判断を「買い」から「売り」に引き下げた。

レナウン(3606):9.6%安の388円。アジア事業の拡充に向けてグルー プ体制の再構築を急ぐ一方で、不採算ブランドの統廃合を実施、08年2月期 決算で、55億円の事業構造改革費用や3億円の関係会社向け貸倒引当金を計 上する予定。これらにより連結純損失は81億円に達する見通しで、従来予想 の38億円から赤字額が拡大する。

あおぞら銀行(8304):8.4%安の294円と急落。主要株主の東京海上日 動火災保険が株式公開買い付け(TOB)を通じ一部を売却。さらに、十分な 事業連携の成果が得られないため、残りも手放す方向で検討する見通しと9日 付日経新聞朝刊で報じられ、需給悪化懸念などから売りが優勢となった。

イオンモール(8905):9.3%安の2635円。CLSAアジアパシフィック 証券は決算発表を受けた8日、投資判断を「買い」から「アウトパフォーム」 に引き下げた。

富士重工業(7270):1.2%高の418円。NHKは9日朝、トヨタ自動車 (7203)が同社に対する出資比率の引き上げや小型車の共同開発など提携関係 を強化することで基本合意したと報じた。公正取引委員会の審査で承認が得ら れることを前提に、トヨタは富士重への出資比率を現在の8.7%から17%程度 まで拡大するとともに、スポーツタイプの小型車の共同開発、生産でも合意し たという。今週中にも正式発表すると伝えている。

ピクセラ(6731):13%高の436円。取引開始前に、デジタルテレビ放送 に対応したパソコン用テレビキャプチャーボードを一般販売向けに製品化する と発表した。同時に、持分法適用関連会社の新規顧客の獲得が計画通りに進ち ょくしないことから、債務保証損失引当金を計上し、08年3月中間期の赤字 幅が従来予想より拡大したもようとも発表している。

アールテック・ウエノ(4573):大証ヘラクレス市場に新規株式公開(I PO)。買い気配値を切り上げた後、午前10時40分ごろに取引が成立、初値 は71万円となった。公開価格(50万円)に対する上昇率は42%。その後も買 いが先行し、午前終値は81万円。4月のIPOは同社1社のみとなるため、 需給環境が良好な上、足元の売り上げが順調なことも買い安心感を生んだ。

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