香港株(午前):下落、世界景気鈍化で業績に不安-中国石油化工安い

午前の香港株式相場は下落。ハンセン指数 は前日付けたほぼ5週間ぶりの高値から下げている。世界経済の成長鈍化や燃 料コストの上昇で、企業業績が損なわれるとの懸念が広がっている。

ハンセン指数は香港時間午後零時半(日本時間同1時半)現在、前日比

110.75ポイント(0.5%)安の24468.01。同指数は前日までの4営業日で

7.6%上昇し、7日終値は2月28日以来の高水準だった。ハンセン中国企業株 (H株)指数は0.2%安の13389.39。

アジア最大の製油業者、中国石油化工(Sinopec、386 HK)は3% 下落。同社は7日、原油を石油製品に加工する際に損失が出ており、「多大な 圧力」に直面していることを明らかにしている。

中国政府はインフレへの影響を抑えるため、国内の燃料価格に上限を設け ている。中国のインフレ率は2月に8.7%と、11年ぶりの高水準に達した。ニ ューヨーク原油先物相場が昨年57%上昇するなか、国営企業の中国石油化工は 原材料コスト上昇の影響を価格に転嫁することができなかった。

ベアリング・アセット・マネジメント・アジア(香港)のファンドマネジ ャー、ウィリアム・フォン氏は「米国がリセッション(景気後退)入りしてい ることはほぼ確認されたようなものだ」と指摘。製油関連株については「やや 慎重にみており、回避姿勢を取っている」と話した。

また、アジア3位のコンテナターミナル運営会社、Coscoパシフィッ ク(1199 HK)が5.3%下落し、ハンセン指数構成銘柄で最も下げがきつい。U BSによる株式投資判断引き下げが響いた。中国南方航空(1055 HK)は0.5% 安。

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