ベアーへのFRB融資、合法といえる「ぎりぎり」の線-ボルカー元議長

米連邦準備制度理事会(FRB)の元議長、 ポール・ボルカー氏は8日、ニューヨークのエコノミック・クラブでの講演で、 FRBによる290億ドル(約2兆9700億円)の融資を伴う米証券ベアー・ス ターンズの救済について、同機関の法律上の権限に照らし「極めてぎりぎりのと ころ」だとの認識を示し、疑問を呈した。

ボルカー氏は「金融当局は合法といえるぎりぎりの線で行動に出る必要が あると判断し、力を示している。その過程で、長い間FRBに根付いてきた原則 や慣行の一部を超えることになった」と指摘した。

1979年から87年までFRB議長を務めたボルカー氏は、「行き過ぎたサ ブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅ローン)」を容認し「すべての危 機の温床」を作り出すこととなった米規制当局と市場関係者に対し、批判をにじ ませた。ボルカー氏は、FRBによるベアー・スターンズ救済のための融資は異 例だと述べた。

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