商品市場への「津波」のような資金流入、1-3月は41兆円-シティ

米シティグループのアナリストらは7日、世 界の商品投資が第1四半期(1-3月)に20%以上増加し、4000億ドル(約41 兆円)に達し、相場の上昇要因になったとの見方を示した。インフレの加速やド ル相場の軟化に対する防御手段として投資需要が拡大したことを理由として挙げ ている。

シティグループのアナリスト、アラン・ヒープ氏とアレックス・トンクス氏 の顧客向け文書によると、商品指数への投資が1-3月に400億ドル増の1850 億ドルとなり、2007年全体を上回る増加となった。

アナリストらは「商品市場への津波のような投資資金の流入がさらに相場を 押し上げている」と指摘。「ドル相場の軟化が、ファンドの資金が商品市場に流 入する主なマクロ要因になっている。他の要因として実質金利の低下とインフレ 懸念が挙げられる」としている。

アナリストらによると、指数への投資拡大を背景に商品取引顧問会社による 投資の割合が最も多くなり、1-3月期の期末時点で940億ドルと、昨年末時点 を18%上回った。

トンクス氏によると、ヘッジファンドによる投資額は750億ドルで3位。昨 年末時点と比較して25%増加した。アナリストらは、1-3月に商品市場に流 入した投資資金は全体で700億ドル増加したと推計している。

また、アナリストらによると、ETF(上場投資信託)への投資額は商品投 資全体のうち460億ドルで、昨年末時点から31%増加した。

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