米欧日の社債保有リスク上昇-アルコア減益でリセッション懸念が再燃

8日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場で、米欧日企業の債務保証コストが上昇した。アルミニウム生産大 手、米アルコアが7日に発表した四半期業績が市場予想を下回ったことから、 米リセッション(景気後退)への懸念があらためて高まった。

JPモルガン・チェースによると、投資適格の欧州企業125社で構成する マークイットiTraxx欧州指数は10.5ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇し96bp。3月31日以来で初めて上昇した。7日には2カ月ぶり 低水準となっていた。指数上昇は信用の質が劣化したとの認識を示唆する。

アルコアの2008年1-3月(第1四半期)は前年同期比54%減益となった。 バークレイズ・キャピタルの投資適格債ストラテジー責任者のプニート・シャ ーマ氏は「アルコアは米企業業績の先触れとなる銘柄の1つであるだけに、不 安が高まった」として、「企業業績予想には楽観的な期待がたっぷりと織り込 まれている」と話した。

主に高リスク・高利回りの50銘柄で構成するマーク イットiTraxx クロスオーバー指数は22.5bp上昇し494.5bp(JPモルガンのデータ)。 日本では、マークイットiTraxx日本指数が10bp上昇し100bpとなっ た(モルガン・スタンレーのデータ)。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、北米の投資適格企業で 構成するマークイットCDX北米投資適格指数は3bp上昇し115bp。

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