2月米中古住宅成約指数1%低下か、不動産不況は3年目に-BN調査

ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機 関29社を対象に実施した調査の予想中央値によると、8日発表される2月の 中古住宅販売成約指数は前月比1%低下したもよう。米不動産不況の3年目突 入を示しそうだ。

1月の同指数は前月比変わらずだった。不動産価格の低下や融資基準の厳 格化で、買い手は購入を見送っており、住宅不況がまだ底打ちしていない状況 を示唆している。住宅差し押さえや金融機関で関連の損失が増えていることか ら、米金融当局は景気減速を和らげるために、今後も利下げを実施していく可 能性がある。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのエコノミスト、ミッシェル・ マイヤー氏は「住宅販売は今年半ばにかけて減少し、来年わずかに増加すると 予想している」と指摘。「住宅投資は今年いっぱい経済成長の重しになるだろ う」と述べた。

中古住宅販売成約指数は、全米不動産業者協会(NAR)が午前10時 (ワシントン時間、以下同じ)に発表する。ブルームバーグ調査での予想レン ジは前月比1.5%低下から同1.5%上昇。

中古住宅販売成約指数は売買契約が署名された段階の件数を示しているた め中古販売の先行指標と考えられている。一方、NARが発表している中古住 宅販売件数は売買手続きが完了した時点の件数で、通常、契約署名から1、2 カ月後となる。

同日午後2時には、3月18日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC) の議事録が公表される。米金融当局は年初から11週間で、フェデラルファン ド(FF)金利誘導目標を合計2ポイント下げ、利下げペースは過去20年間 で最速となっている。アナリストは、米金融当局が短期金融市場の混乱をどの ように受け止めているかを見極めることに注力してこよう。

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