シティ、クレディ・スイス債の保証コストが低下-2カ月ぶり低水準

7日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場で、資産規模で米銀最大手のシティグループと、スイス2位の銀 行、クレディ・スイス・グループの社債保証コストが過去2カ月で最低となった。 各国政府が大手銀行の破たん阻止に動くとの見方が強まった。

CMAデータビジョンによると、シティ債のCDSスプレッドは28ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小し120bp、クレディ・スイス債 のCDSスプレッドは17bp縮小の74bpとなり、ともに過去2カ月で最小と なった。

米S&L(貯蓄・貸付組合)最大手ワシントン・ミューチュアル債のCD Sスプレッドは、ほぼ4カ月ぶり低水準。プライベートエクイティ(未公開株) 投資会社TPGが率いる企業連合が、ワシントン・ミューチュアルへの50億ド ル(約5120億円)の出資を検討していると伝えられたことが材料になった。

ブルームバーグ・ニュースが7日までに入手した非公開の報告書によれば、 欧州当局者らは11日にワシントンで開かれる7カ国財務相・中銀総裁会議(G 7)で、信用危機に対して協調政策をとるよう促す方針だ。国際通貨基金(IM F)のストロスカーン専務理事は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのイ ンタビューで、景気減速に伴い、当局による行動の必要性が「一層明白」になっ てきていると述べた。

ウニクレディトの信用商品戦略責任者、ヨッヘン・フェルゼンハイマー氏 (ミュンヘン在勤)は「市場のどこかに新たな負荷がかかれば、各国政府や金融 当局が直ちに支援に動くとの期待が高まっている」と話した。

CMAによると、北米の投資適格企業125社で構成するCDX北米投資適 格指数は、ほぼ変わらずの108.63bp。JPモルガン・チェースによると、欧 州では、金融25社で構成するiTraxxファイナンシャル指数は5bp低下 の76bpとなった。同指数は3月に167bpを付けていた。

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