アナリストの「眠りを覚ます」1-3月決算-7日のアルコアでスタート

ウォール街の約1800人の株式アナリストが 予想した2007年7-9月(第3四半期)の米企業増益率は8.2ポイント高過ぎ だった。10-12月(第4四半期)の予想も高過ぎた。アナリスト予想利益は実 績を33.5ポイント上回り、過去最悪の大外れだった。

チャールズ・シュワブの投資責任者、リズ・アン・ソンダース氏は、投資家 がアナリストを信用しなくなったのも無理はないと話す。アナリストの信用が失 墜したのは、信用市場が凍りついた後の「算数」が間違っていたからだ。

7日にはアルミニウム生産大手の米アルコアが決算を発表し、08年1-3 月(第1四半期)の企業決算発表が始まる。ブルームバーグ・データによれば、 アナリストは08年の米企業利益を過去最高に見積もっている。S&P500種株 価指数構成企業の増益率は10.7%と予想される。一方で、バーナンキ米連邦準 備制度理事会(FRB)議長はリセッション(景気後退)の可能性があることを 認め、金融機関からは2320億ドル(約23兆7600億円)の評価損が報告されて いる。

シティ・ナショナル・バンクの投資責任者、リチャード・ワイス氏によれば、 アナリストは投資家を「がけから突き落とす」ことだろう。第1四半期決算の実 情は、2けた台の増益を予想する一部アナリストの「目を覚まさせるだろう」と 同氏は述べた。

S&P500種株価指数は1-3月にほぼ10%下落となり、08年は01年以 来で最悪の滑り出し。ブルームバーグがまとめたアナリスト15人の予想平均で は、7日発表のアルコアの第1四半期は前年同期比33%減益が見込まれている。

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