UBSとクレディSの債務保証コスト低下、金融債指数は2カ月で最低

7日のクレジット・デフォルト・スワップ (CDS)市場で、スイスの銀行大手UBSとクレディ・スイス・グループの 債務保証コストが低下し、欧州金融機関のデフォルト(債務不履行)リスクの 指標である指数は2カ月ぶり低水準となった。

CMAデータビジョンによると、UBS債のCDSスプレッドは6ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下し84bp。クレディ・スイスは14.5 bp低下の76.5bpとなった。CDSスプレッド1bpは債務1000万ユーロに 対する保証コスト1000ユーロを意味する。

欧州の金融・保険25社で構成するiTraxx金融債指数は6bp低下の 75bpと、2月4日以来の低水準。先月は167bpに達していた(JPモルガン・ チェースのデータ)。指数低下は信用の質が改善したとの認識を示す。

ブルームバーグ・ニュースが入手した文書によると、欧州の当局者らは11 日にワシントンで開催される7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、参 加各国に金融危機への対応策としての協調政策を呼び掛ける見込み。また、国 際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は英紙フィナンシャル・タイ ムズ(FT)とのインタビューで、危機対応では政府の介入が必要との見方を 示した。

ウニクレディトの信用商品戦略責任者、ヨーヒェン・フェルゼンハイマー 氏は「市場のどこかに負荷がかかれば各国政府や金融当局が直ちに支援に動く との楽観的見方が強まった」と話した。

仏銀クレディ・アグリコルやオランダのINGグループの債務保証コスト も低下した。

JPモルガン・チェースによると、投資適格の125社で構成するマークイ ットiTraxx欧州指数は4bp低下の83.5bp。主に高リスク・高利回り の50銘柄で構成するマークイットiTraxxクロスオーバー指数は20bp低 下し462bp。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE