ブラジル石油公社:南西石油の原油処理量、日量5万バレルに拡大(2)

ブラジル石油公社ペトロブラスは、東燃ゼネラ ルから株式譲渡を受けた南西石油の西原製油所(沖縄県西原町)の原油処理量を現 在の日量3万5000バレルから5万バレル程度まで引き上げる方針だ。製品供給の 対象地域も従来の沖縄から国内全土や一部のアジア市場に拡大する。同社のジョゼ ー・セルジオ・ガブリエリ総裁が7日、インタビューで明らかにした。

南西石油株の譲渡は1日に完了したばかり。ペトロブラスはこれを機に原油処 理量の拡大に踏み切る。ガブリエリ総裁はインタビュー前の会見で、2012年まで に海外向け事業に150億ドルを投資し、同社の原油生産量を15年には現在の日量 200万バレルから415万バレルに倍増させる意向も表明した。

同総裁は、西原製油所について施設がブラジル産原油に対応していないため、 当面は「オーストラリア産やアルジェリア産原油をスポット市場で調達する」とい う。ブラジル産は大半が「重質原油」と呼ばれ、ガソリンや軽油などの精製には分 解装置などへの投資が必要。このため、調査を実施した上で、自社製の安価なブラ ジル産原油も精製可能にする方針だ。

このほか、ガブリエリ総裁は960万バレルの貯蔵能力など南西製油所の設備を 活用し、日本を含めたアジア市場でのバイオエタノール卸売事業を加速する考えも 示した。ペトロブラスは東燃ゼネラルから南西石油株87.5%を約55億円で取得し、 残り12.5%を保有している住友商事と共同で、南西石油を運営している。

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