米ワシントン・ミューチュアル株が急伸、50億ドル資本増強観測で

7日の米株式市場で米S&L(貯蓄・貸付 組合)最大手ワシントン・ミューチュアルの株価が急伸。一時は37%高となっ た。プライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資会社のTPG率いる企 業連合がワシントン・ミューチュアルへの50億ドル(約5133億円)の出資 を検討していることが買いを誘った。

事情に詳しい関係者によると、TPG率いる企業連合との交渉は最終段階 にあり、数日中にも合意が発表される可能性がある。ワシントン・ミューチュ アルは過去1年に時価総額の74%を消失。住宅ローンの評価損が30億ドルを 超えており、資本強化を迫られている。

ブルームバーグが集計したデータによると、サブプライム(信用力の低い 個人向け)住宅ローン市場の崩壊により、金融機関が計上した評価損はこれま でに2300億ドルを超えており、過去1年に外部からの出資を受け入れた銀行 や証券会社は少なくとも14社に上っている。

CtWインベストメント・グループの調査ディレクター、リチャード・ク レイトン氏はワシントン・ミューチュアルが支払い不能を回避するためには資 本注入が必要だと指摘。「資本強化は同社がリスクを適正に評価していないと の当社の見方が正しいことを示唆するものだ」と述べた。

ワシントン・ミューチュアルの株価は前週末比2.98ドル(29%)高の

13.15ドルで終えた。一時は13.90ドルまで上昇した。米紙ウォールストリ ート・ジャーナル(WSJ)は7日、出資交渉を報じていた。

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