【個別銘柄】ソフバンク、ヤフー、新日鉄、吉野家、Gウィル、ゼファ

7日の日本株市場における主な材料銘柄の 動きは以下の通り。

ソフトバンク(9984):6.3%高の1980円と急反発。三菱UFJ証券は7 日、想定以上の加入者獲得や端末原価の低減、株価水準の出遅れ感などを理由 に、投資判断を「買い」から「強い買い」に引き上げた。午後に発表された3 月の携帯電話統計では過去最高の純増を記録、11カ月連続で純増シェア首位 を守ったことで、株価は一段高になった。

ヤフー(4689):5.2%高の5万4300円。米マイクロソフトのバルマー最 高経営責任者(CEO)は5日、米ヤフーに書簡を送付し、先に提案した446 億ドル(約4兆5260億円)の買収提案について3週間以内に合意するよう求 めた。こう着していた両者の交渉が新しい局面に入ったことが材料視され、午 後の取引では一時7.4%高の5万5400円と年初来高値を更新。

新日本製鉄(5401):3.4%安の512円。5日付の日本経済新聞朝刊によ ると、豪鉱山大手BHPビリトンと08年度の鉄鋼原料用石炭(原料炭)の価 格を2007年度に比べて約3倍に引き上げることで合意する見通し。BHPか ら調達する原料炭価格は現行の1トン当たり98ドルから300ドル前後に上が るもようで、負担増などが警戒された。一方、三井物産(8031)など大手商社 株、三井松島産業(1518)など石炭株は上昇。

吉野家ホールディングス(9861):5.6%安の16万8000円。08年2月期 の連結業績予想を下方修正。讃岐うどんチェーンを展開する連結子会社「はな まる」の業績不振とのれん代減損が響き、純利益は前の期と比べ91%減にな ったもよう。従来予想の67%増を大きく下回り、売りが優勢となった。

グッドウィル・グループ(4723):9.2%安の1万1170円。米証券大手の モルガン・スタンレーが大量保有するグッドウィル・グループ株式を一部売却 し、保有比率を引き下げたことが分かった。モルガンSが7日、関東財務局に 提出した変更報告書(大量保有報告書 )によると、同社は報告義務発生日の 3月31日までに売却した分を報告。グループ全体でGウィルの発行済み株式 に対する割合は従来の8.46%から4.96%になった。

ゼファー(8882):8.6%安の4万2350円とストップ安比例配分。前期 (08年3月期)の業績は従来予想を下回りそうと発表。連結営業利益は従来 予想比41%減の88億円になる見通し。第4四半期に集中していた物件の売却 が当初想定通りに進まなかった。

クリード(8888):8%高の13万5000円。07年6月-08年2月までの 9カ月累計連結業績は、売上高が前年同期比11%増の316億6600万円、純利 益は同21%増の37億4500万円。保有不動産の売却益と賃料収入がともに順 調に増えた。

東京スタイル(8112):6.6%安の928円。08年2月期の連結業績の速報 値を発表。個人消費の伸び悩みと天候不順を背景に売り上げが伸び悩んだ上、 株式市場の低迷で有価証券評価損も計上し、純利益は前の期比59%減の21億 5000万円となったもよう。従来予想(55億円)を61%下回る。

大和証券グループ本社(8601):1.3%安の914円。08年3月期の連結純 利益が前の期比51%減の450億円になったもようとの業績速報値を発表。第 4四半期(1-3月)に債券評価損を計上するなどトレーディング損益の悪化 が響いたという。配当金は未定、利益水準の低下を受けて一時4.8%安の882 円まで売られた。正式な決算発表は28日の予定。

青山商事(8219):主力の大証1部で3.1%高の2345円と反発。就職活 動用の女性向けスーツの販売が伸び、3月のスーツ事業の既存店売上高が2カ 月連続で前年同月を上回った。昨年秋に立ち上げた女性向けの新ブランド 「Miss JUNKO」が順調に育ち、女性の需要も取り込んでスーツ事業の持ち直し が期待された。競合のコナカ(7494)も8.4%高の594円と急伸。

伊藤園(2593):4.9%高の1945円。果実飲料やコーヒー飲料が好調に推 移し、3月の売上高は前年同月比2.5%増。07年5月-08年3月の11カ月累 計では3.4%増。ただ、主力の「おーいお茶」は3月に5.2%減と不調。

東京ガス(9531):2.9%安の432円。ゴールドマン・サックス証券は4 日、投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を600円から440円に引き下 げた。原油やLNG(液化天然ガス)などの原料価格が上昇する中、需要家の 料金に原料価格などを反映させる原料費調整制度にタイムラグがあるため、利 益の回復が遅れると懸念された。

クラリオン(6796):4.5%安の236円。業界全体にOEM(相手先ブラ ンドによる生産)事業中心の成長が求められる中、開発費用の増加による業績 不安が出ており、売りが先行した。野村証券では7日、投資判断を「2(買 い)」から「3(中立)」に引き下げた。

大日本住友製薬(4506):6.6%安の820円と大幅続落。統合失調症治療 薬「ルラシドン」の開発進展などで、今後、研究開発負担が重くなるとの懸念 が持たれた。クレディ・スイス証券は4日付で、大日本住友の目標株価を従来 の900円から750円に引き下げるとともに、投資評価を「ニュートラル(中 立)」から「アンダーパフォーム(売り)」に1段階下げた。

みなと銀行(8543):4.7%安の204円。08年3月期業績は従来予想を下 回りそうだと発表。連結経常利益は従来予想比41%減の82億円になる見通し。 大口先を中心とした債務者区分の劣化により、不良債権処理費用が従来予想を 上回った。

セガサミーホールディングス(6460):一時3.9%安の1222円まで下落。 08年3月期連結決算で、113億9200万円の有価証券評価損を特別損失として 計上する見込みと発表。評価損は07年3月期の連結純利益の26%に相当する。 前期の業績全体に与える影響は現在精査中。終値は1.5%高の1290円。

住友大阪セメント(5232):一時2.3%安の253円まで下落。08年3月期 連結決算で、5億2900万円の有価証券評価損を特別損失として計上する見込 みになったと発表。今回の評価損は前期連結純利益予想(60億円)の8.8%に 相当。業績予想の修正が必要かどうかは現在集計中としている。終値は2.3% 高の265円に持ち直し。

ハドソン(4822):1.8%高の1833円。社長に就任する石塚通弘執行役員 副社長は、ブルームバーグ・ニュースのインタビューに応じ、中期的な経営方 針を明らかにした。結び付きの強い任天堂との関係を生かして「Wii」向け ソフトなどを強化、早ければ3年で営業利益を4倍近くに増やすことを目指す。 今期(09年3月期)は5年ぶりに復配する方針だ。

ふくおかフィナンシャルグループ(8354):4.8%安の517円。国内金利 の利上げ観測の後退で資金利益が計画より下振れたことなどから、08年3月 期業績は従来予想を下回りそうだと午前の取引終了後に発表。連結経常利益は 従来予想比43%減の325億円になる見通し。期末配当を4円50銭から2円50 銭に引き下げた。年間配当は9円から7円になる見通し。

地域新聞社(2164):1万円(13%)安の6万6500円とストップ安比例 配分。08年8月期の業績予想を大幅下方修正した。連結営業利益は従来予想 比87%減の2600万円の見通し。前期実績は1億8000万円だった。顧客の広 告出稿頻度の減少などが影響した。

ムトウ(8005):0.8%高の608円と5営業日続伸。1.5%高の612円まで 買われ、52週高値を更新した。人員削減や物流の外部委託などリストラ策を 推進、収益構造の変革に取り組んでいる。今月末に予定している前期(08年 3月期)の業績発表で、利益率の改善が示されるとみられているほか、生協向 けのカタログ通販も順調に推移しており、買い安心感が広がった。

HOYA(7741):5.3%高の2805円。野村証券は7日、投資判断を5段 階の「3」から「2」に引き上げた。

東京電力(9501):3.2%安の2750円。ゴールドマン・サックス証券は4 日、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。

大阪ガス(9532):3.7%安の413円。ゴールドマン・サックス証券は4 日、投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を530円から420円に引き下 げた。

ポイント(2685):一時4.8%高の3970円とまで下落。UBS証券は4 日、投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を7100円から4200円に引き 下げた。終値は下げ渋って0.2%高の4180円。

安川電機(6506):2.2%安の974円。野村証券は7日、投資判断を 「2」から「3」に引き下げた。

セイコーエプソン(6724):変わらずの2655円。一時は2.6%安の2585 円まで売られた。クレディ・スイス証券は4日、投資判断を「中立」から「ア ンダーパフォーム」、投資判断を2900円から2400円に引き下げた。

信越化学工業(4063):1.9%高の5880円と5連騰。7日付の日経新聞朝 刊は、08年度も信越化による設備投資は2000億円から2500億円程度と、過 去最高水準を維持すると報じた。最先端の半導体材料などを増強するという。 競合するSUMCO(3436)も7.6%高の2420円と急伸。

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