債券相場は堅調、米債高や株反落を受けて買い先行-10年は一時1.30%

債券相場は堅調(利回りは低下)。前日の米 国市場で、3月の雇用統計が市場予想を下回ったこと受けて債券相場が上昇し た地合いを引き継ぎ、買い先行で始まった。日経平均株価が続落して始まった ことも支援材料となっており、新発10年債利回りは一時1.30%まで低下した。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比17銭高い139円82銭で寄り付 いた。直後に139円95銭まで上昇したが、その後は139円80銭台で取引され ている。

リーマン・ブラザーズ証券の山下周チーフJGBストラテジストは、先週 発表された日銀短観(企業短期経済観測調査)や3月の米雇用統計の悪化など を受けて、金利は上がりにくいと指摘。「期初でもあり、投資家は買いを入れて いくしかない」との見方を示した。

現物債市場で新発10年物の291回債利回りは、前週末の終値比3ベーシス ポイント(bp)低い1.305%で取引を開始。その後、1.30%に下げ、1日以来の 低水準をつけた。その後は1.305%で取引されている。

日経平均株価は続落。前日比52円66銭安の1万3240円56銭で寄り付い た。

米国債市場は長期中心に買い膨らむ

前週末4日の米国債相場は上昇。雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予 想よりも減少し、賃金の伸びがほぼ2年ぶりの低水準にとどまったため、長期 債を中心に買いが膨らんだ。

雇用統計では非農業部門雇用者数は前月比8万人減少した。2月の雇用者 数は7万6000人減。エコノミスト予想の中央値は5万人減だった。失業率は

5.1%と、2月の4.8%から上昇。平均時給は前年同月比3.6%増加した。

キャンター・フィッツジェラルドによると、10年債利回りは前日比11bp低 下し3.48%。2年債利回りは6bp低下の1.83%。

(債券価格)                           前日比     利回り
長期国債先物6月物          139.86     +0.21      1.440%
売買高(億円)              3921
10年物291回債             99.96                1.305%(-0.03)

--共同取材:池田祐美、吉川純子、大塚美佳 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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