モルガンSのローチ氏:米リセッション長期化へ-責任は金融政策に

米証券大手モルガン・スタンレーのアジア 部門会長、スティーブン・ローチ氏は4日、ブルームバーグテレビジョンとの インタビューで、信用市場混乱で企業や消費者への融資が縮小し、米経済は今 年いっぱいリセッション(景気後退)が続くとの見通しを示した。

ローチ氏は、「米リセッションは危機脱却後も長引くだろう」として、「回 復は最良のケースでもゆっくりとしたペースになるだろう」と述べた。

同氏はさらに、米政策金利の低過ぎる状態があまりにも長期にわたり、こ れが資産価格バブルを引き起こすとともに、無理のある借り入れをあおったこ とが景気低迷の原因だとして、責任は連邦準備制度理事会(FRB)にあると の考えを示した。一方、ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト、ジム・ オニール氏は、ローチ氏の見方は悲観的過ぎるとし、貿易が米景気を回復させ るだろうとの見方を示した。

オニール氏は別のインタビューで、「ローチ氏は米リセッションが永久に 続くと考えているかのようだ」と述べ、低迷が長引く「可能性もあるが、当局 はこれを回避するため、考えられる限りのあらゆる策を取っている」と指摘し た。

ローチ氏は米金融当局の対応について、「予防的に行動するのではなく後 手に回っている」と論評し、「何年もにわたり資産バブル膨張を許した」と批 判した。

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