午後の日本株は下落、業績懸念で自動車や鉄鋼が安い-雇用統計待ち

午後の東京株式相場は下落。トヨタ自動車 やホンダが続落となるなど、業績不透明感から輸送用機器など輸出関連株が安 い。新日本製鉄が午後に一段安となるなど、需要減とコスト上昇が不安視され ている鉄鋼株も引き続き下げ、午後も東証1部の業種別下落率で1位となって いる。米国時間4日の米雇用統計を控え、買い手控えムードも根強い。

ちばぎんアセットマネジメントの大越秀行運用部長は、「かなり急ピッチ な上げだったことから、短期の利益確定売りとやれやれの戻り売りが重なって いる」と分析。輸送用機器の下落については、「これまでアナリストが強く推 奨していた業種であり、決算発表前に警戒が出ている」(同氏)という。

半面、オリックスなどのその他金融株が午後に一段高となり、株価指数が やや下げ渋る場面も一時的にあった。

午後1時30分時点の日経平均株価は前日比137円36銭(1%)安の1万 3252円54銭、TOPIXは14.22ポイント(1.1%)安の1285.42。東証1部 の売買高は概算で12億289万株。値上がり銘柄数は402、値下がり銘柄数は 1203。

一方、昼休み中の東証立会外では約354億円のバスケット取引が成立した。

午後の東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が7、値下がり 業種が26。卸売、その他金融、食料品、その他製品、電気・ガスが高い。輸送 用機器、電気機器、化学、鉄鋼、機械、情報・通信、不動産、医薬品が安い。

雇用統計は悪化に歯止め見通し

きょう雇用統計が発表される。ブルームバーグ調査によれば、3月の非農 業部門雇用者数のエコノミスト予想は前月比5万人減。前回(同6万3000人 減)に比べて減少数には歯止めがかかる見通しだが、実際に3カ月連続の減少 となれば2003年以降で最長となる。

ちばぎんアセットの大越氏によると、「このところ米国株市場は戻してき ており、雇用統計後にさらに大きく買い戻す展開は想定しにくい」そうだ。雇 用統計とその後の米国株の反応を見極めたいとして、上値を積極的に買い進む 動きは出ていない。

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