ミシュキンFRB理事:インフレ目標は市場の緊張時に特に有益(2)

米連邦準備制度理事会(FRB)のミシュキ ン理事は3日、インフレ目標への支持をあらためて表明し、金融当局が市場の 緊張状態を緩和するために急速な利下げを実施している時に、同目標は「特に 有益だ」と指摘した。

ミシュキン理事はニューヨークでの講演で、インフレ数値目標の導入につ いて「積極的な利下げが米金融当局のインフレに関する目標変更を示唆すると 誤解されないことを確実にし、インフレ期待が上振れしてインフレ上昇につな がる可能性を最小化する」と語った。

同理事は、「インフレ目標に対する透明性と信頼性の高い取り組みが、経済 活動とインフレを安定させるとともに、金融システムの安定性を促進するとの 中央銀行の責務を容易にするのに大きな利点を提供する」と述べた。

ミシュキン理事は、短期的な景気や金利見通しについてのコメントは控え た。米証券大手ベアー・スターンズを救済するための金融当局による緊急融資 についても触れなかった。

同理事は質疑応答で、「われわれはひどいショックの暴風雨に打撃を受けて いる」とした上で、1929年のニューヨーク株暴落に端を発した大恐慌時代以来 の最大級の金融危機を目の当たりにしていると語った。

ミシュキン理事は、インフレ目標が「エネルギー価格の長期的な上昇とい ったコストの悪影響を最小化する助けとなる可能性がある」と説明し、「労働者 や経済全体に対する不必要な困難をもたらす生産と雇用の変動を減らすことも できる」と述べた。

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