モルガンSの伊藤氏:日銀展望リポート下方修正か、4-6月利下げも

モルガン・スタンレー証券債券ストラテジス トの伊藤篤氏は4日、ブルームバーグ テレビジョンとのインタビューで、債券 相場の見通しについて、以下のようにコメントした。

きょうの相場展開と予想レンジ:

「今晩に米雇用統計を控えて、全体的には小動きの展開を予想している。今 週に出た指標でも悪化の兆しをみせており、かなり悪化を織り込んでいる。市場 のセンチメントとしては、雇用を含めた経済のファンダメンタルズ(経済の基礎 的諸条件)の悪化をある程度織り込んでいるが、3月の金融危機を米連邦準備制 度理事会(FRB)の一連の政策により乗り切ったという安心感が勝っている」

「先物6月物で139円30銭-139円80銭程度、新発10年債利回りでは

1.30%-1.35%ぐらいで推移するとみている」

今後の債券市場の注目材料:

「3月にだいぶ金利が低下したので、新年度入りした国内投資家を中心に売 りが出ていると思う。こうした動きは、金融不安の後退を受けて、数週間は続く のではないか。しかし、金融問題・信用不安は根本的には解決していないと思う ので、1-2カ月のタームでは金利は低下方向とみている」

「来週は、政府から日銀総裁人事が提示される予定。最近の短観や生産の悪 化を受けて、日銀の『経済・物価情勢の展望(展望リポート)』の中で、政策の 見通し・経済の見通しが下方に変更されるかに注目している」

「当社では、4-6月期に利下げもあり得ると思っており、その場合には中 期債を中心に買い進んでいく戦略が良いのではないか。5年債利回りは4-6月 期に0.6%台に低下もありそう。10年債利回りは1.2%台も十分にあり得る。カ ーブ(利回り曲線)が若干ブルスティープ(傾斜)化する形を見込んでいる」

--共同取材:大塚美佳  Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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