米ベアーS:当局の窓口貸し出しが早期に実施なら存続した公算-CEO

米証券会社ベアー・スターンズのアラン・シ ュワルツ最高経営責任者(CEO)は3日、米上院銀行委員会の公聴会で証言 し、米金融当局が投資銀行へ窓口貸し出しをより早い時期に実施していれば、 同社は存続できた可能性があるとの見方を示した。

同委のクリストファー・ドッド委員長(民主、コネティカット州)も公聴 会で証言し、シュワルツCEOは同委員長と「数カ月前」の会談で、米金融当 局の貸し出し規則に関するこうした変更について議論したと説明した。その後、 窓口貸し出し案が米金融当局に提案されたかどうかは明らかにしなかった。

米金融当局は3月14日、破たん寸前に追い込まれたベアー・スターンズに 緊急支援を実施することで合意した。その2日後には、米銀JPモルガン・チ ェースによる同社買収合意を仲介した上で、プライマリーディーラー(米政府 証券公認ディーラー)への窓口貸し出しを大恐慌以来初めて開始する方針を示 した。

シュワルツCEOは「政策的措置として、質の高い担保と引き換えに投資 銀行への窓口貸し出しを開放していれば、われわれが今日のような状況に陥る 可能性は極めて低かったと個人的には確信している」と述べた。

同CEOは、3月14日の当局の緊急支援は助けにならなかったと指摘。経 営が悪化しているベアー・スターンズを特定したことなどにより、同社をめぐ るパニックが拡大したという。その段階で米金融当局が投資銀行への窓口貸 し出しを可能にしたところで、同社にとっては遅過ぎた可能性があると語った。

また同CEOは、「パニックを起こしたかった人たちがいたようだ」とも述 べ、真実でない観測が広がったことで、同社が今回のような事態に陥ったとの 見方を示した。

同CEOはさらに、ベアー・スターンズのようなケースを避けるため、投 資銀行への窓口貸し出しは恒久化すべきだと主張した。

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