米メリルのセインCEOが追加増資否定、自己資本は十分-株価上昇

米証券大手メリルリンチのジョン・セイン最 高経営責任者(CEO)は日本経済新聞のインタビューで、追加増資の必要はな いとの見解を明らかにした。メリルリンチが資本増強の必要に迫られているとの 観測から、同社の株価は年初来で約15%下落していた。

同紙によると、セインCEOは「すでに十分な自己資本を確保したので、 第3次増資の必要はない」と語った。この発言は、メリルの広報担当ジェシカ・ オッペンハイム氏によって確認された。

市場には、住宅ローン関連証券とジャンク(投資不適格)級ローンの評価額 引き下げによってメリルは追加増資を実施せざるを得ないとの観測があった。

メリルは、今年1月までにシンガポール政府系投資会社のテマセク・ホール ディングスや韓国投資公社などを引き受け先に120億ドル(約1兆2300億円) 余りの増資を実施。1月17日に発表した2007年10-12月期(第4四半期)決 算は、純損益が過去最大の98億ドルの赤字となった。

ニューヨーク株式市場でメリルの終値は前日比55セント(1.2%)高の

45.89ドル。セインCEOの発言を材料に一時は47.22ドルまで上昇した。

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