鈴丹株がストップ高で終了、出店抑制し内部体質強化-黒字転換が目標

ユニー傘下の婦人服専門店チェーンである 鈴丹の株価が、午後2時30分以降に急騰。前日比50円(31%)高の212円と ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)水準まで買い進まれた。個人消費が伸 び悩んでいるとして出店政策を変更、店舗投資を抑え、機会ロスの削減や接客 技術の向上など内部体制の強化を優先する。2009年2月期は2億5000万円の 最終黒字が確保できるとの目標を掲げたため、見直しの動きが活発化した。

この日の出来高は約40万株。午後3時に212円で5万6300株の比例配分 があったが、差し引き約40万株の買い注文を残した。午後2時30分の株価は 165円だったが、業績予想が開示されると小口の買い注文が殺到、ストップ高 気配となる午後2時44分までの約14分間で173件、36万株が約定した。

中期計画を大幅見直し

鈴丹が示した09年2月期の業績予想は、売上高が前期比1.9%増の208億 円、営業利益が同5.5倍の6億5000万円。07年2月に公表していた中期経営 計画「CS10」を大幅に改正。年間35としていた出店数を20に抑制するほか、 既存店の改装も年30件から年10件に削減、店舗投資を控える。

新たに商品の強化策を提示した。自社企画商品の開発を強化するほか、各 シーズン期間内で商品を煩雑に入れ替えられるよう調達体制を変更、売り上げ 機会のロスや値下げロスを減らすよう努力する。また、従業員教育を徹底、来 店客数の増加を図る。

これらの施策により、2011年2月期には売上高217億円を確保、経常利益 11億円を目指す。前回の中期経営計画の最終年度は2010年2月期(売上高目 標265億円、経常利益20億円)だったが、大幅な見直しにより、最終年度を 1年先送りし、実質的に減額修正した。

鈴丹は07年4月の決算発表時に、08年2月期は6億3000万円の最終黒字 が可能だと開示。その後減額修正を繰り返し、結局08年2月期は2億5000万 円の最終赤字となった。

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