日本株:米国販売警戒で自動車株下げる、資源関連は高い-指数小動き

朝方の東京株式相場は、日経平均株価など 主要株価指数が前日終値付近で小動き。トヨタ自動車が3日ぶり反落となるな ど、アナリストの業界判断引き下げが相次いだ自動車株が売られている。みず ほフィナンシャルグループなどの銀行株や、市況下落の海運株も軟調。半面、 原油高から大手商社や鉱業株など資源株は堅調で、指数を下支えしている。東 芝や日本製鋼所など原子力関連株も高い。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリストは、 「きのうの上げが買い戻し中心だったこともあり、戻り売りが出やすい日経平 均1万3000円台で売りに押されている」と指摘した。4日に米雇用統計の発 表を控え、「国内に買い材料がないだけに雇用統計の結果に警戒が出ている」 (同氏)としていた。

午前9時21分時点の日経平均株価は前日比31円1銭(0.2%)安の1万 3158円35銭、TOPIXは1.70ポイント(0.1%)安の1280.37。東証1部 の売買高は概算で2億3644万株。値上がり銘柄数は629、値下がり銘柄数は 884。東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が13、値下がり業種が 20。

米景気懸念でドルは軟調

バーナンキFRB議長は上下両院合同経済委員会で証言し、米国がリセッ ション(景気後退)入りする可能性を初めて認めた。同議長は「実質国内総生 産(GDP)は2008年上半期にたとえ成長したとしてもほとんど伸びない公 算が大きく、わずかに縮小する可能性もある」と証言した。景気懸念からS& P500種株価指は前日比2.65ポイント(0.2%)安の1367.53。

外国為替市場では、米景気懸念からドルが軟調となっており、円は海外時 間で1ドル=102円台後半まで円安が進行。東京時間早朝は102円台前半でや や円が弱含みとなっている。

大ガスが反落、双日は高い

個別に材料が出ている銘柄では、三菱UFJ証券が格下げした大阪ガスが 3日ぶり反落。日興シティグループ証券が投資判断を2段階引き下げたヤクル ト本社、08年3月期末に35億円の投資有価証券評価損が発生し、特別損失に 計上することになった横浜ゴムはともに小幅安。

半面、三菱UFJ証券が新規に強いアウトパフォームとした双日が上昇。 美脚ジーンズなどの好調で、国内ユニクロ事業の3月の既存店売上高が前年同 月比8.1%増と伸びたファーストリテイリング、メリルリンチ日本証券が目標 株価を引き上げた東京製鉄も堅調。

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