東電:08年度初の起債、1000億円-5年債は約4年ぶり、利率は上昇

東京電力が3日、同社にとって08年度初 めての国内普通社債(SB)を起債した。同日、募集活動を行う。5年債、10 年債の2本建てで、発行額は各500億円。東電は10年債を中心に社債を発行 しており、5年債の発行は04年5月の起債(500億円)以来、約4年ぶり。金 利上昇という逆風下のなかでの起債で10年債の表面利率は前回債(08年3月 5日起債)よりも上昇した。

共同主幹事への取材やブルームバーグ・ニュースの調べで明らかになっ た。東電が起債したのは、第540回債(10年債)、第541回債(5年債)で表 面利率はそれぞれ、1.64%、1.094%、発行価格は2本とも100円で決まった。 国債利回りに対するスプレッド(金利上乗せ幅)は、それぞれ、+27bp、+ 26bp(1bp=0.01%)だった。

東電は3日午前、表面利率の上限金利を5年債で1.14%、1.69%としてお り、5年債では4.6bp、10年債では5bp、この上限金利を下回る水準となった。 また、10年債のスプレッドは3月5日起債の10年債よりも6bp拡大した。

今回、東電は3月31日に起債計画を表明し、5年債を大和証券SMBC、 野村証券、三菱UFJ証券、10年債では日興シティグループ証券、みずほ証券、 ゴールドマン・サックス証券を共同主幹事に指名して起債の準備に入った。

しかし、1日発表の日銀短観(企業短期経済観測調査)で景況感が悪化し ていることが確認されたにもかかわらず、高値警戒感や米国市場で金融機関大 手の資本強化策などを受けて株高・債券安となった地合いを引き継ぎ、日経平 均株価が500円を越す大幅続伸となる一方、国債は売られて金利は上昇した。 1日には先物中心限月が140円を割り込み、一時は下げ幅が1円超となったほ か、2日には新発10年債利回りが一時、およそ1カ月ぶりの高い水準となる

1.38%まで上昇した。

国債金利の上昇やスプレッドの拡大を受けて、10年債の利率は前回債の利 率1.591%を4.9bp上回る結果となった。

共同取材:鞠子 和枝、Editor:Takashi Ueno、Kazu Hirano

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