JPモルガンの中空氏:社債市場の環境厳しい-米国の経済政策が焦点

JPモルガン証券の中空麻奈クレジット調 査部長は2日放送のブルームバーグテレビジョンで日本の社債市場について、 米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題を背景とした金利先 高観の後退で企業の起債意欲は減退するとの見方を示した。今後は米国が打ち 出すサブプライム問題の解決策に焦点が集まるとみている。

中空氏のインタービューの内容は以下のとおり。

――社債市場、07年度の回顧と08年度の展望: 「年度前半は金利先高観などから企業では起債意欲もあり、社債の発行条件も 妥当だった。しかし、年度後半ではサブプライム問題が影響して、条件設定も 難しくなった。新年度も07年度後半の起債環境を引き継いでいる」

「例年、新年度入りで4月初めは起債ラッシュになるが、今年はそうなってい ない。社債スプレッド(基準金利への金利上乗せ幅)も大幅に拡大しており、 資金調達コストが上昇している。サブプライム問題が落ち着くまで社債の発行 を見送る企業も出てくるのでないか」

――08年度の社債発行額と今後の焦点は: 「08年度の社債発行額は、金利先高観の後退などで07年度を若干下回るだろう。 ただ、サムライ債は増加し、社債との合計では、昨年度と同じ水準になると予 想する。今後の焦点は、社債市場に大きな影響を与えるサブプライム問題の行 方だ。米で政治問題化する中どのような政策が打ち出されるかに注目したい」

共同取材:柿崎元子 Editor:Kazu Hirano, Takashi Ueno -

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