リーマン、シティ、UBS債の保有リスク:過去5週間で最低水準に

2日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場で、米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスや米銀シテ ィグループ、スイスの銀行大手UBSなど金融各社の社債の保証コストが過去5 週間で最低水準に低下した。ベアー・スターンズを事実上の破たんに追いやった 金融危機が再び起こるとの懸念が後退した。

リーマン債のCDSスプレッドは15ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下し220bp。資本増強のため転換優先株を発行し40億ドルを調達 して以来、CDSスプレッドは85bp低下した。UBS債とシティグループ債 のCDSスプレッドも、両社とも資本増強が可能との楽観的な観測が強まり低下 した。CDSスプレッド1bpは債務1000万ドルに対する保証コスト1000ドル を意味する。

米金融当局が3月16日にベアー・スターンズのJPモルガン・チェースへ の身売りを支援し、今後も破たん回避のため証券会社へ資金提供を行う方針を示 して以来、銀行と証券各社のCDSスプレッドはおよそ半分に縮小した。

フェニックス・パートナーズ・グループによると、ニューヨーク時間午後4 時14分(日本時間3日午前5時14分)現在、北米の投資適格企業で構成するマ ークイットCDX北米投資適格指数は12bp低下して119bp。同指数は3月 14日に過去最大の197.5bpを付けた。JPモルガンによると、欧州では、マー クイットiTraxxファイナンシャル指数は9bp低下の95bpとなった。 同指数は3月17日にピークの160bpを付けた。

フェニックスによれば、シティグループ債のCDSスプレッドは20bp低 下の135bp。メリルリンチは23bp下がり220bp。CMAデータビジョンに よると、ドイツ銀行は7bp低下の80bp。UBSは4bp下がり107bp。ス プレッドの低下は信用の質が改善したとの認識を示唆する。

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