富士重株が1カ月ぶり高値、トヨタが出資拡大と日経報道-トヨタ続伸

トヨタ自動車と資本・業務提携関係にある富 士重工業の株価が買い気配でスタートし、寄り付き後は一時39円(9.5%)高の 450円と、約1カ月ぶりの高値水準を回復。トヨタが富士重への出資比率を引き 上げる方針と一部で報じられ、財務安定化や連携強化による業績への貢献を期待 する買いが優勢となっている。ドル・円相場の円安傾向も自動車を含む輸出関連 銘柄には追い風となり、トヨタ株も一時250円(5%)高の5270円まで続伸。 ただ、両社広報部は報道内容について何も決まっていないとしている。

2日付の日本経済新聞朝刊は、トヨタが約300億円を投じ富士重が保有する 富士重株約8%を追加取得し、出資比率を現在の8.7%から17%程度に引き上げ る方針を固めたと報じた。この報道に対し、トヨタ広報部の本間英章企業広報グ ループ長は「現時点では何も決まっていない」、また富士重広報部の村田真一主 査も「まだ何も決まっていない」とコメントした。

クレディスイス証券の遠藤功治シニアアナリストは、トヨタの出資拡大報道 について「トヨタによる富士重の救済。トヨタにとってのメリットはほとんどな い」としながらも、「トヨタは富士重のエンジアニアリングの高さは認めている。 富士重はトヨタと将来的に自動車の共同開発ができるし、ダイハツとの軽自動車 のプラットフォームシェアもできる」と指摘した。

--共同取材:藤村 奈央子、上野 きより  Editor:Shintaro Inkyo

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