メリルリンチの金ファンド「ワールド・ゴールド」:3月に10%下落

世界最大の金ファンド「メリルリンチ・ワー ルド・ゴールド」が3月に10%下落した。金相場が過去最高値から反落したこ とが要因。同ファンドの資産規模は82億ドル(約8300億円)となっている。

ワールド・ゴールド・ファンドは、ロンドン在勤のグラハム・バーチ氏が運 用している。ブルームバーグ・ニュースが集計したデータによると、ワールド・ ゴールド・ファンドの年初来上昇率は6.2%。米金融当局が米証券大手ベアー・ スターンズの救済に乗り出し、金融システムへの信頼が回復したことを受け、金 相場は3月に5.9%下落した。

バーチ氏は3月31日の電話インタビューで「さまざまな事態が発生したと いう意味で3月は非常に例外的な月だった」と指摘。「その影響が若干出ること は予想できた」と述べた。

ワールド・ゴールド・ファンドの3月の月間下落率は2004年4月以降で最 大。1月は6%、2月は11%、それぞれ上昇していた。ブルームバーグ・ニュ ースのデータによると、貴金属ファンド57本全体の3月の下落率は10%を超え た。

トーマス・ウィンミル氏がニューヨークで運用するミダス・ファンドは3月 に11%を超える下落率を示し、年初来では4.1%下げている。ウィンミル氏は3 月31日付の電子メールで「金相場が回復し、最近付けた高値を超えれば、ミダ ス・ファンドの運用成績も改善すると見込んでいる」としている。同ファンドの 資産規模は2億8300万ドル。

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