欧州債:下落、2年債利回り3.49%-株高と利下げ観測の後退で

欧州国債相場は下落。世界的な株高で安全投 資としての国債市場への投資意欲が減退したのに加え、欧州中央銀行(ECB) 当局者の発言で利下げ観測が後退したこととが背景にある。

イタリア紙コリエレ・デラ・セラによれば、ECBのビニ・スマギ理事は、 ECBが利下げを実施していたらインフレがさらに加速していたとの見解を示し た。欧州の株式相場がアジアと米国市場につれ高となったことを受けて、高利回 り資産への投資意欲が高まった。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、ペーター・ミューラー氏(フランクフ ルト在勤)は、「ECBが利下げするとの観測が後退している」と述べ、「株価 が上昇し、政策担当者が当面の利下げがないことを明確にしたことで、国債相場 の上値は重くなった」と語った。同氏はECBによる利下げの時期について10 -12月(第4四半期)が有力だとし、6月までとしていた従来予測を修正した。

ロンドン時間午後5時までに、独2年債利回りは前日比5ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上げ3.49%となった。同国債(2010年3月償還、表 面利回り3%)価格は0.09ポイント低下し99.09。10年債利回りは同6bp上 げ3.96%。

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