台湾の加権指数、1-3月は0.8%高-世界の主要市場で唯一の上げ

台湾株式市場の加権指数は1-3月(第1 四半期)に0.8%高と、世界の主要20市場の指標で唯一の上昇を記録した。3 月22日の台湾総統選挙で、中国との関係改善を打ち出していた野党候補が当選 するとの見通しから、対中投資・旅行の規制緩和が進むとの期待が広がってい た。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、ほかの世界の主要株価指数は 年初来で軒並み下落。東京証券取引所のTOPIXや米S&P500種株価指数、 英FT100指数が安くなったほか、MSCI世界指数は四半期ベースで2002年 以来最悪の下げとなった。

台湾総統選では国民党の馬英九氏が当選し、加権指数は1-2月期に最も 好調に推移したブラジルのボベスパ指数を上回るパフォーマンスとなった。不 動産開発の宏普建設やホテル運営の晶華酒店が台湾株の上げを主導している。

バンク・ジュリアス・ベアの投資アナリスト(シンガポール在勤)、ニコ ル・ジー氏は、「台湾総統選の結果は、株式市場の地合いを変えた。投資家は 台中間の貿易と地域の政治的安定に対し一段とポジティブになっている」と指 摘した。

世界の上位20市場のうち、米州ではアルゼンチンのメルバル指数が最良だ が、それでも2.2%安だ。米S&P500種指数は9.9%安、ブラジルのボベスパ 指数は4.6%安。欧州ではFT100指数の下落率が主要市場で最も小さかった。

ドル建てベースでは、676銘柄で構成する加権指数が年初来で7.6%高と、 これも20市場で最大の上げとなった。台湾ではこれまで、台湾に対する国際的 な認識を高めることを目指す民進党の陳水扁総統が、台湾にとって最大の海外 市場である中国への投資を規制してきた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE