豪中銀:政策金利を7.25%に据え置き-信用収縮の影響見極め(2)

オーストラリア準備銀行(RBA)は1日 の政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを7.25% に据え置いた。世界的な信用収縮や四半期ベースでは過去20年で最悪となった 国内株式相場の下落、消費者信頼感の悪化などの影響を見極める意向だ。

RBAは1991年以来で最も高いインフレ率を抑えるため、2月と3月に

0.25ポイントずつの利上げを実施。ブルームバーグ・ニュースが実施した調査 では、対象となったエコノミスト24人全員が据え置きを予想していた。

豪株式相場が今年に入り16%下落したほか、消費者や企業の景況感が低下 したことから、RBAには利上げを先送りする余地がある。豪大手銀5行が今年、 中銀の利上げ幅を上回る住宅ローン金利の引き上げを実施したため、家計部門の ローン支払い負担も拡大している。

スティーブンスRBA総裁は「2007年半ば以来の金融状況の全般的な引き 締めは大幅になっている」と指摘。「それが需要の伸びを鈍化させるのに役立って おり、インフレ圧力の緩和につながっている。今のところ、現行の政策金利水準 は適切だ」との考えを示した。

豪ドルはシドニー時間午後2時34分(日本時間同零時34分)現在、1豪 ドル=0.9121米ドルと、発表直前の0.9146米ドルとアジア時間前日遅くの

0.9136米ドルをいずれも下回っている。

ウエストパック銀行の主任エコノミスト、ビル・エバンズ氏(シドニー在 勤)は金融政策発表前に、「3月の会合以来、消費者心理は大幅に悪化しており、 金利上昇が打撃を与えていることを示している。これに加え、米経済は今やリセ ッション(景気後退)入りしたようだ」と分析。「こういった事態の進展は、中銀 が4月以降も政策金利を据え置くことを示唆している」との見方を示した。

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