債券相場は大幅安、10年入札低調で売り優勢-先物の下げ幅は1円超に

債券相場は大幅安(利回りは上昇)。午後零 時45分に発表された10年国債の入札結果では、最低落札価格が市場予想を大 幅に下回るなど低調となり、ヘッジ売りなどが急増している。先物6月物の下 げ幅は一時、1円超に達したほか、新発10年債利回りは1.3%台半ばに上昇し ている。

財務省がこの日実施した表面利率1.3%の10年利付国債(291回債)の入 札結果は、最低価格が99円56銭(最高利回り1.350%)、平均落札価格は99円 80銭(平均利回り1.322%)となった。

最低落札価格は、ブルームバーグ・ニュースが調査した市場予想(99円82 銭)を大幅に下回った。最低と平均落札価格の差であるテールは24銭となり、 2006年の9月債(33銭)以来に拡大。応札倍率は2.34倍と前回から低下した。

岡三証券経済調査部の坂東明継氏は、「10年債入札結果を受けて、ヘッジ売 りが優勢になっている」と話した。

東京先物市場で中心限月6月物は、午後の入札結果の発表後に、一気に水 準を切り下げ、一時は1円17銭安い139円35銭まで急落した。

現物債市場で、前回入札された10年物290回債利回りは、前日比7.5ベー シスポイント(bp)高い1.35%まで上昇。3月12日以来の高い水準をつけた。

(債券価格)                            前日比        利回り
長期国債先物6月物         139.60       -0.92         1.460%
売買高(億円)             48034
10年物290回債            100.44               1.35%(+0.075)
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