第一生命経済研の西浜氏:インフレ対策と景気底上げのバランスに注目

第一生命経済研究所の西浜徹副主任エコノミ ストは31日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、韓国経済の課題 と行方について以下のとおりコメントした。

韓国ウォン急落の背景:

「米国経済の減速の影響で対米輸出が減少していることや、非常に内需が力 強く輸入が急増しており、ここ数カ月経常赤字になっていることがウォン売りの 背景。経常赤字がある国でも世界的に金融市場が活発なときには直接投資や証券 投資などの流入によって国際収支が改善するが、米サブプライム問題以降韓国に 向けた投資資金の引き上げがかなりあることもウォン売りの背景にある」

「韓国の中央銀行がかなり大量にウォン買い・ドル売りをしているとの観測 が流れているが、すう勢的にウォン安の流れは変わっていないのではないか」

韓国経済の現状:

「10-12月期が前年同期比で5.7%の高い成長を達成しており、内需が非常 に力強い。国内の過剰流動性で内需が押し上げられ、インフレ懸念が高まってき ている」

李明博(イ・ミョンバク)政権の経済政策:

「大統領選の際には高い成長率や国民1人当たりの所得を高め、世界で7番 目の経済大国を目指すとしていたが、もともと建設会社の会長だったこともあっ てインフラ投資を中心に経済を成長させようと試みている。一方でインフレ懸念 が高まっており、今後インフレ対策と景気の底上げをどうバランスして経済政策 をとっていくかが大きな注目点だ」

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