訂正:北朝鮮内部の北朝鮮人による日本語版季刊誌リムジンガン創刊

北朝鮮内部の北朝鮮人によるリポートと写 真を掲載した日本語版季刊誌「リムジンガン」が4月3日に発売される。北朝鮮 の人々の肉声をそのまま伝えることを趣旨としたもので、南北軍事境界線を流れ る象徴的ともいえる川の名前を誌名にした。発刊までこぎつけたジャーナリスト の石丸次郎氏がインタビューで明らかにした。

朝鮮半島問題を二十年近く取材し続けてきた石丸氏は、「外の人間が北朝鮮 の内部情報を報道するにはやはり限界がある。まだ数は少ないが、北朝鮮人の 中で生命を賭けても事実を伝えたいという者が現れてきた。彼らの仕事に期待し たい」と述べた。

北朝鮮は世界で最も報道や表現の自由のない国として知られ、テレビ番組 も管理され、出版物などは厳しく検閲される。また、収容所半島とも呼ばれるよ うに、人権団体の推計では、約二十万人が政治犯収容所にいるという。

北朝鮮で取材に当たっている記者は、中国側に脱北の経験がある者が多く、 自らもう一度北朝鮮に戻って事実を伝えることを望んだという。石丸氏は彼ら にジャーナリズムがどういうものか、そしてカメラや他の機材の使い方を教育し た。取材記事や写真などは、数人の手を経て極秘裏に石丸氏に届けられる。

「北朝鮮内部からの通信」との副題がついた日本版創刊号には、「政府によ る市場の抑制の状態」や「07年盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領の訪北を北 朝鮮民衆はどう見たか」「政治犯収容所に10年いた出所者の証言」「北朝鮮経済 官僚との秘密インタビュー」などが掲載されている。韓国語版はすでに昨年から 発行されており、英語版の創刊は6月の予定。

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