金融機関はリスク開示や資産評価の改善を-金融安定化フォーラム

主要国の金融監督当局の代表が参加する金 融安定化フォーラム(FSF)は29日、世界の金融機関にリスクの一層の開 示と、価値が目減りしている資産の評価改善を求める声明を発表した。

FSFはローマでの会合後に発表した声明で、「金融システムは短期的に多 くの重要な難題に直面している」と指摘。「昨年夏以来、必要なデレバレッジ (レバレッジの解消)が進んでいるものの、この過程は透明性の欠如と評価の難 しさによって複雑化している」と説明した。

主要国政府と中央銀行は、米サブプライムローン(信用力の低い個人向け住 宅融資)問題に端を発し、金融各社に総額2000億ドル(約20兆円)を上回る評 価損をもたらした金融危機の収束を目指している。借り入れコストが急増するな か、銀行は信用力の高い借り手以外への融資を控えている。

FSFは先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)から、市場の監視シ ステムの改善を目的とするリスク管理や流動性の測定、資産評価、格付けの各方 法について調査研究を委託された。FSFは4月11日にワシントンで開かれる G7で提言を報告する予定。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE