アジア株上昇:週間で今年最大の上げへ,1-3月では92年以来の大幅安

28日のアジア株式相場は上昇。MSCIアジ ア太平洋指数は週間ベースで、今年に入って最大の上げとなりそうだ。中国海洋 石油(Cnooc)が発表した増益決算や、韓国のサムスン電子が2008年の増 収見通しを示したことが好感された。

Cnoocは2週間ぶり高値。サムスン電子は7週間余りで最高となった。一 方、ウエストパック銀行が住宅ローン金利を引き上げたことから、オーストラリ アの銀行株は売られた。

バンク・ジュリアス・ベアの投資アナリスト、ニコル・ジー氏(シンガポール 在勤)は「現在の環境を考えれば、投資家はファンダメンタルズの強い企業を選 んだ投資を続けるべきだ」と指摘。「これまでのところ悪材料は金融業界に限ら れており、その他のセクターに波及している様子はまだない」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時19分現在、前日比1.1%高の

141.49。一時は0.5%安になる場面もあった。エネルギーを中心に、MSCIを 構成する全業種が上昇している。

週間ベースでは4.1%上昇し、昨年11月30日終了週以来の大幅な上げ。年初 からは10%安で、1-3月(第1四半期)の下落率では1992年以来で最大とな りそうだ。米住宅不況が米経済全体をリセッション(景気後退)に陥らせること への懸念が相場を圧迫している。

日経平均株価の終値は前日比215円89銭(1.7%)高の1万2820円47銭。中 国のCSI300指数は4.5%高で終了し、域内で最大の上昇となった。一部の投 資家が最近の中国株の下げは行き過ぎと判断したもようだ。この日取引が行われ ているアジア太平洋地域の株価はオーストラリア、インド両市場を除き、すべて 上昇している。

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