ミシュキンFRB理事:インフレ数値目標はインフレ期待安定に寄与

米連邦準備制度理事会(FRB)のミシュ キン理事は27日、中央銀行は物価について数値目標を採用した方が、インフレ 期待を安定させる可能性が高くなるとの見解を示した。

ミシュキン理事はバージニア州の大学で講演し、「インフレ率は低水準であ るべきだが、低過ぎてもいけない」と言明。「金融政策の分析によると、レンジ や快適な範囲ではなく具体的な数値目標を掲げる形でインフレ目標を設定する ことには、強い合理性がある」と述べた。米経済の見通しや金融政策については 言及しなかった。

また同理事は、最も望ましいインフレ率平均について1-3%というのが世 界の中銀の間で「かなり一般的な合意」になっていると指摘。イングランド銀行 が1-4%の範囲としていたインフレ目標を2.5%と明確な水準に変更した例 を挙げ、「金融市場や国民から十分に受け入れられている」と述べた。

さらに、中銀が物価のレンジや具体的な目標を設けるかにかかわらず、「イ ンフレ率がさまざまなショックを受けて変動することは避けられない」とした上 で、経済見通しや物価安定への戦略について明確なコミュニケーションを取る重 要性が高まっていると説明した。

オーストラリアやカナダ、ユーロ圏、ニュージーランド、ノルウェー、スウ ェーデン、スイス、英国では中銀がさまざまな形でインフレ目標や目安を設けて いる。米国では、米金融当局が公表する3年間のインフレ率見通しが、多くのエ コノミストの間でインフレ目標とみなされている。

同理事は「私がこの日話した内容は、米金融政策の枠組み改善やコミュニケ ーション向上に向けた現在進行中の過程にとって重要な意味合いを秘めている」 と述べた。

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