NZ中銀総裁:政策金利の水準は適切-世界経済・金融市場の動向注視

ニュージーランド(NZ)準備銀行の ボラード総裁は28日、シドニーで開催された会合で講演し、NZの金利水準 は「適切」な水準にあるとの見解を示した。金融当局は、世界の信用市場の混 乱に伴う景気減速とインフレ圧力とについて慎重に見極めている状況だ。

ボラード総裁は、今後のいかなる政策金利の変更も、世界的な市場の混 乱の影響について十分に時間をかけて見極めた上で行うことになるだろうとし、 「世界の金融市場では極めて大きな動きが見られている」と語った。

同中銀は昨年4回利上げを実施。今月の政策決定会合では、インフレ抑 制を目指して政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを過去最高の

8.25%に据え置いている。この日発表された2007年10-12月(第4四半 期)の国内総生産(GDP)成長率について、総裁は「力強い数字だ」と語っ た。その上で、資金調達コストの上昇が住宅市場を冷え込ませ、通貨高が輸出 に打撃を与えているとして、国内景気は減速しつつあるとの見方を示した。

ボラード総裁は、政策金利は「現時点で、おおむね適切な水準にある」 と語った。向こう数年間の国内景気については、「緩やかな減速」を見込むと した。

同総裁は「大方の予想以上に世界の経済活動が減速するいかなる兆しも 見逃さないために、世界経済と金融動向を注意深く見守ることが必要だ」と指 摘。その上で「金融政策はそうしたリスクを重視しなければならないが、イン フレ見通しとバランスを取る必要がある」とし、「国内のインフレ圧力は依然 として比較的強い」と語った。

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