2月小売販売額は前年比3.1%増、7カ月連続プラス-うるう年(3)

2月の日本の小売業販売額は、前年同月比

3.1%の増加と7カ月連続のプラスとなった。うるう年で営業日が1日増えたこと で、全体の販売額が押し上げられた。原油高を背景に引き続き燃料小売業の販売 額が増加したほか、飲食料品小売業、自動車小売業も堅調に推移した。

経済産業省が28日発表した商業販売統計によると、季節調整済みでは前月比

1.0%減だった。ブルームバーグ・ニュースの調査によると、エコノミストの予想 中央値は前年同月比が2.0%増、季節調整済み前月比では2.4%減だった。前年比 の3.1%増は、2005年4月以来、2年10カ月ぶりの大幅な伸び率だった。

2月の販売関連の指標は、うるう年による押し上げ効果が鮮明になっている。 業界団体の発表によると、百貨店、スーパー、コンビニエンスストアの売上高は 1月の前年比マイナスから2月はプラスに転じた。また、2月の国内新車販売台 数(軽自動車を除く)は前年比0.1%増と小幅ながら2カ月連続のプラスとなった。

同省の荒井隆秀産業統計室長は統計発表後の記者説明で、「うるう年などの要 因を考慮すると、基調に変化がない」として、小売業販売の基調判断を昨年10月 以来続いている「持ち直しの動きが見られる」に据え置いたことを明らかにした。

2月は小売業販売を構成する7業種のうち6業種がプラスとなり、プラスへ の寄与度が最も高かったのは燃料小売業だった。燃料小売業は前年同月比14.8% 増と9カ月連続のプラスとなった。原油高を背景に石油製品の価格が上昇したこ とで販売額が押し上げられたほか、前年に比べて気温が低めだったことから、灯 油の販売が増加した。

次に寄与度が高かったのは飲食料品小売業で、うるう年による押し上げ効果 があった上、気温が低めに推移したことで鍋物商材などが好調だった。3番目に 寄与度が高かったのは自動車小売業で、新型車効果で好調を維持した。

第一生命経済研究所の新家義貴主任エコノミストは発表前のリポートで、「注 意しておきたいのがうるう年要因。営業日が1日増えることによって売り上げは かなり押し上げられる。前年比でみれば高めの結果になる可能性が高い」との見 方を示していた。

2月の大型小売店販売額は既存店ベースで前年同月比1.3%増。エコノミスト 12人の予想中央値は0.1%増だった。百貨店、スーパーともに、低温の影響で春 物衣料は苦戦したものの、うるう年効果で3カ月ぶりに販売額が増加した。百貨 店は改装、催事場などによる押し上げもあったほか、スーパーは鍋物商材や、バ レンタインデー、節分関連などの季節商材が好調だった。

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