岡村製作株が売り気配、景気悪化で一転営業減益予想に-野村証格下げ

オフィス家具首位の岡村製作所の株価が売 り気配で始まった。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題の 拡大による景気悪化から企業の買い控え傾向が強まり、オフィス家具の売り上げ が鈍化。2008年3月期連結営業利益は従来の増益予想が一転して減益が避けら れない状況となり、失望売りが先行した。

株価は午前9時6分時点で、前日比20円(2.7%)安の730円売り気配で、 売り9万1000株、買い1万4000株。

会社側が27日に発表した業績予想修正によると、08年3月期連結営業利益 は前期比11%減の97億円(従来予想130億円)となる見込み。売上高が同

0.1%増の2140億円(同2230億円)と伸び悩むほか、鉄など素材価格の高騰や 運送梱包費用の増加が響いた。

同社経理部の守屋正明課長は「特に金融機関向けのデスクや店舗カウンター などの売り上げが落ちており、例年に比べて年度末の需要が盛り上がらない」と 主張。オフィス家具は必ず買い替えが必要なものではないケースが多いとして、 「景気状況に左右されて企業の買い控えや節約の動きが広がっている」(同氏) と嘆く。

なお、野村証券金融経済研究所の奥代英樹アナリストはリポートで、「企業 収益の悪化によりオフィス家具の受注の伸びが鈍化した」と指摘。09年3月期 から10年3月期の年率経常増益率は10%予想と、同研究所がカバーする主要上 場企業で構成されるNOMURA400(除く金融)の同8%をわずかに上回るに過 ぎないとし、投資判断を「2(買い)」から「3(中立)」へ引き下げた。

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