08年度公的年金の新規投入額は9.5%減の9.5兆円-資産配分非開示(2)

世界一の資産規模を誇る日本の公的年金は 新年度(08年度)に9兆5000億円の新規資金を投入する計画だ。年金積立金管 理運用独立行政法人が28日午前、報道資料で明らかにした。07年度の当初投入 予定額は10兆5000億円だったため、前年度比で9.5%の減額となる。

厚生労働省が預託していた財政融資資金(旧財投)が従来より少なかった ほか、高齢化などで年金の支払いが増えていることが新規資金減少の背景。

08年度の新規運用資金は7兆7000億円。これに財投債(国債)の満期償還 額の3兆8000億円を加えて11兆5000億円を運用することが可能になるが、年 金特別会計への納付や寄託金の償還などを勘案すると、9兆5000億円となる。

同行政法人企画部企画課の関岡成実氏はニューマネーをどの資産にいくら 投入するかについて、「市場動向次第」と回答、今回も具体的な投入額を非開 示とした。

基本ポートの変更はなし

2009年3月末の市場運用資産の配分比率は、国内債券が67%を中心に上下 8%の範囲内(59-75%)、国内株式が11%を中心に上下6%の範囲内(5- 17%)、外国株式が9%を中心に上下5%の範囲内(4-14%)、外国債券が 8%を中心に上下5%の範囲内(3-13%)、短期資産が5%で、同独立行政 法人が06年4月の創設時に公表した中期運用計画通り。

07年12月末時点での市場運用額は92兆8070億円。資産別の保有比率は国 内債券が57.56%(53兆4153億円)、国内株式が17.88%(16兆5974億円)、 外国株式が13.93%(12兆9269億円)、外国債券が10.63%(9兆8652億円)、 短期資産が0.00%(22億円)。09年3月末には市場運用額が140兆-150兆円 になると言われている。

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