ドイツ証券の新村氏:ドル安続けば原油120ドルまで上昇もあり得る

ドイツ証券事業法人営業部の新村直弘ディレクター は27日放映のブルームバーグテレビジョンのインタビューで、ドル安が続けばニューヨ ーク原油先物価格が1バレル当り120ドルまで上昇することもあり得ると指摘した。27 日のインタビューでの主なコメントは以下の通り。

ここまでの原油相場の動きについて: 「現状の原油のマーケットのメインテーマは為替、特にドル・ユーロ。一時期110ドル まで上がった時は、どんどんドル安が進み、ドル・ユーロが1.6ぐらいまで行くのでは ないかという時だった。たまたまその時にFOMC(米連邦公開市場委員会)があって 利下げが75ベーシスにとどまり、ベア・スターンズの救済の話もあり株が反発、ドルが 買われた。その結果、原油価格が下がった」

原油価格と為替との関係について: 「実際ここ1年はドルが安くなると油が上がる動き。ドル・ユーロと原油価格はきれい な逆相関を描いている。需給はどうかという話になるともう少し相関性が薄れていても いいが、むしろ需給よりも為替の動きに影響を受けている。この関係はしばらく続く」

今後の相場の動きについて: 「どのタイミングでドル安が終わるのかがポイント。どうやってサブプライムの話を片 付けていくのかで、経済統計が重要になる。特にこの1-3月のアメリカのGDPがど うなるかで、発表がある4月が焦点になる。ドル安が続けば、原油は120ドルぐらいま で行ってもおかしくはない」

「しかし、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)を見ると、実はそれほど強くな い。アメリカの統計では、この5-6年間は需要は前年比プラスという状況が続いたが、 今年に入って初めて需要が前年比マイナスになった。明らかにサブプライムの影響で需 要が減ってきている。ドル安の話を除いてファンダメンタルズだけを見ると、下がって もおかしくない」

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