東京外為(予想):ドルもみ合い、年度末前で手控え‐需給中心も上値重

週末の東京外国為替市場では、ドルがもみ 合いか。早朝の取引ではドル・円相場が1ドル=99円台後半から半ばへややドル が売られている。年度末を目前に控え、手控え姿勢が広がる中、基本的に動意 に乏しい展開が見込まれるが、駆け込み的な需給や外貨建て投信の設定に伴う 円売りなど需給要因で相場が振れる可能性もある。ただ、米国の景気後退懸念 や信用不安を背景としたドル安基調に変わりはなく、ドルの上値は重そうだ。

指標好感でドル買い―その後失速

27日の海外市場では、2007年第4四半期(10-12月)の米国内総生産(G DP)確報値で個人消費が上方修正されたことからドルが買われ、東京時間に 98円台に下落していたドル・円は100円台を回復。一時、100円16銭(ブルー ムバーグ・データ参照、以下同じ)の高値を付けた。

しかし、金融機関やテクノロジー企業の業績先行きをめぐる懸念から米国 株が下落するとドルは99円台前半まで反落。その後は99円台半ばから100円 台前半の間で一進一退の展開が続いている。

ユーロ・ドルも一時、1ユーロ=1.5727ドルまでドル買いが進んだが、そ の後は方向感に欠けるもみ合い相場となり、28日早朝にかけては1.57ドル台後 半から1.58ドル台前半へドルが売られる展開となっている。

一方、欧州株の上昇を背景にユーロ・円は一時、1ユーロ=158円04銭と 13日以来、2週間ぶりに158円台を回復。しかし、その後は米国株の下落を背 景に投資リスクを縮小する動きが優勢となり、157円前半まで値を戻している。

米GDP、個人消費は上方修正

米商務省が27日に発表した07年第4四半期の米実質GDP(季節調整済 み、年率)は前期比年率0.6%増加で、市場予想どおり2月末に発表された改定 値から修正されなかった。第3四半期は4.9%増だった。一方、個人消費は2.3% 増と前回発表の1.9%増から0.4ポイント上方修正された。

また、米労働省が発表した22日に終わった1週間の新規失業保険申請件数 (季節調整済み)は36万6000件と、前週から9000件減少した。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は37万件だった。

一方、国内では午前8時半に2月の消費者物価指数(CPI)、完全失業 率、家計調査、午前8時50分に小売業販売と、経済指標の発表が目白押しだが、 米国の景気動向や信用収縮が焦点となる中、相場への影響は限定的となりそう だ。

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