米国債:反落、低調な5年債入札を嫌気-10年債利回り3.54%(2)

米国債相場は反落。この日発表され た2007年第4四半期(10-12月)の個人消費が前回発表から上方修正 されたことに加え、午後に実施された米財務省5年債入札(規模180億 ドル)で需要が低下したことなどを背景に、債券相場は3営業日ぶりに 反落した。

朝方発表された先週の週間失業保険新規申請件数が減少したことも 手がかりとなり、売られた。さらに、ニューヨーク連銀が実施したター ム物証券貸与ファシリティー(TSLF)第一回入札(750億ドル規 模)の需要が弱かったことから米国債の下落幅が拡大した。

キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後 4時5分現在、10年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp =0.01ポイント)上昇し3.54%。10年債価格(表面利率3.5%、2018 年2月償還)は前日比約20/32下落し、99 21/32。2年債利回りは

1.7%。

この日の第一回TSLFではプライマリーディーラーに対し、25種 類の米財務省証券の入札が実施された。FRBは今月11日、TSLFを 通して総額2000億ドルの資金供給計画を明らかにしていた。

ストーン&マッカーシー・リサーチ(ニュージャージー州スキルマ ン)のプリンシパル、ウォード・マッカーシー氏は、「今回の結果では、 第一回TSLF入札が大盛況とならなかったことから、金融ストレスが 懸念されたほど深刻ではないことを示唆している」との見方を示した。

26日時点で、FRBによるディスカウント・ウィンドウ(連銀貸し 出し)を通した大手証券への貸出残高は総額370億ドルとなった。これ は1週間前の水準を28.5%上回っている。

この日午後に実施された米財務省の5年債入札の規模は03年8月以 来の最大だった。投資家の需要を測る指標の応札倍率は1.98倍と、06 年4月以来の低水準だった。

同5年債入札結果によると、最高落札利回りは2.595%と、入札直 前の市場予想2.586%を上回った。前回入札(2月28日)の2.755%か らは低下した。今月17日には5年債利回りは2.161%と、03年6月以来 の低水準を付けた。

個人消費、失業保険申請

米商務省が発表した07年第4四半期(10-12月)の個人消費は

2.3%増と前回発表の1.9%増から0.4ポイント上方修正された。同指標 を受けて米国債相場が下落し始めた。

米労働省が27日に発表した22日に終わった1週間の新規失業保険 申請件数(季節調整済み)は36万6000件と、前週から9000件減少した。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は 37万件だった。

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