米オラクル12-2月期:売上高がアナリスト予想下回る-株価下落(3)

データベースソフト最大手の米オラクルが 26日発表した2007年12月-08年2月(第3四半期)決算は、売上高がアナリ スト予想を下回った。企業買収案件に集中したことで、ビジネス向け応用ソフ トの受注を加速できなかった。発表を受け、同社の株価は時間外取引で一時、

8.6%安となった。

純利益は13億4000万ドル(1株当たり26セント)と、前年同期の10億 3000万ドル(同20セント)から増加。買収した企業の保守契約からの収入を加 えた売上高は53億7000万ドルと、ブルームバーグ調査によるアナリスト予想 平均(54億1000万ドル)を下回った。一般会計原則(GAAP)に基づく売上 高は、前年同期比21%増の53億5000万ドル。

一部項目を除いた1株利益は30セントで、アナリスト20人の予想平均に 合致した。

顧客は米景気悪化への懸念から予算を減らしている。ゴールドマン・サック スが企業幹部100人を対象にまとめた調査によると、今年の米IT(情報技 術)投資は5%増と、前年の7%増から鈍化する見通しだ。こうしたなかでラリ ー・エリソン最高経営責任者(CEO)がこれまで手掛けた企業買収の成果を得 るのは一段と難しい状況だ。

エイビアン・セキュリティーズのアナリスト、ジェフ・ギャッギン氏は 「多くの投資家は堅調な四半期決算を期待してオラクル株を買っていた」と語 り、「応用ソフト事業が確実に失望感を誘う内容だった」と指摘した。

3-5月(第4四半期)についてオラクルは、買収した企業からの収入を含 めた売上高の伸び率が14-18%との見通しを示した。これは売上高67億1000 万-69億4000万ドルに相当する。アナリスト予想平均は67億7000万ドル。

サフラ・カッツ最高財務責任者(CFO)はこの日の電話会議で第4四半 期について、一部項目を除いたベースでの1株利益が43-44セントになるとの 見通しを示した。アナリスト予想は44セント。ソフトウエアの新規ライセンス 収入は最大20%増の29億8000万ドルとなる見通しだ。

第3四半期は将来の収入の目安となる新規ライセンス収入が16%増の16億 2000万ドル。昨年12月時点の同社見通しは最大25%増の17億4000万ドルだ った。

データベースとミドルウエアの新規ライセンス収入は20%増の11億7000 万ドル。ビジネス向け応用ソフトの新規収入は6.6%増の4億5100万ドルにと どまった。

決算発表は米株式市場の通常取引終了後だった。オラクルの株価は時間外 取引で一時、1.79ドル安の19.15ドル。通常取引終値は20.94ドル。年初来騰 落率はマイナス7.3%となっている。

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