欧州債:10年債下落、利回り3.92%-イタリアとスペイン国債入札で

欧州国債市場では、独10年債相場が下落。 同利回りは4週間ぶりの高水準となった。株式相場の上昇を受けて国債需要が減退 したのに加え、イタリアとスペインの国債発行が相場を圧迫している。

スペインは27日、11億ユーロ規模の30年債を発行した。イタリアは27、 28日に約73億ユーロ規模の国債を発行する。利下げ観測が高まったことを背景 に、独2年債に対する10年債の上乗せ利回りは今週初めて拡大した。

ING銀行の金利ストラテジスト、ウィルソン・チン氏(アムステルダム在 勤)は、「向こう数日間で大量の国債が供給されることから、リスク志向を測る試 金石となりそうだ」と指摘。「国債市場は調整局面にあるため、リスク志向が高ま り、利回りを押し上げる可能性がある」との見方を示した。

ロンドン時間午後4時23分までに、独10年債利回りは前日比4ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.92%となった。同国債(2018年1月 償還、表面利回り4%)価格は0.35ポイント低下し100.64。一方、2年債利回 りは2日連続で低下し、5bp下げ3.42%となった。

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