欧州株:下落、景気減速による収益懸念で-ドイツ銀とグラクソが安い

欧州株式相場は下落。ドイツ銀行が収益見通 しを達成できないとの見通しを示したのに加え、2月の米製造業耐久財受注額が予 想に反して減少したことを受けて、景気減速が増益率に影響を及ぼすとの懸念が広 がった。

ドイツ銀を中心に金融株が安い。同行が短期見通しは引き続き「極めて厳し い」と明らかにしたことが嫌気された。英製薬メーカーのグラクソ・スミスクライ ンなどヘルスケア関連株も安い。米証券大手モルガン・スタンレーがグラクソの目 標株価を17%引き下げたことが嫌気された。

発電所向け石炭輸出大手、スイスのエクストラータは下落。ブラジルのヴァリ (旧通称リオドセ)がエクストラータに対する買収案を取り下げたことが売りにつ ながった。

ダウ欧州株価指数は前日比0.7%安の304.63で終了。2000億ドル(約19 兆8500億円)の信用関連損失で収益が悪化し、経済成長が抑制されるとの懸念か ら、年初来から16%下落している。ダウ欧州50種株価指数は0.9%低下、ダ ウ・ユーロ50種株価指数は0.6%下げた。

仏リシュリュー・フィナンスのアナリスト、ブノワ・ドゥ・ブロシア氏は、 「信用市場は厳しい状況にあるため、悪いニュースはまだ出てくる」と述べ、「景 気は鈍化し、信用状況は逼迫(ひっぱく)している」と指摘した。

ドイツ銀行

ドイツ銀行は2%下げた。同行のヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CE O)は年次報告書で、一段の資産評価額引き下げの可能性があることに加え経済環 境の悪化により、「税引き前利益の目標を達成することがより困難になる」と説明 した。

スイスの大手銀、UBSは2.9%安。英銀バークレイズは3.1%下落した。

グラクソ・スミスクラインは2.6%下げた。仏製薬会社のサノフィ・アベンテ ィスは2%安。モルガン・スタンレーはサノフィの株価目標を24%引き下げ53 ユーロとした。

エクストラータは5.2%下落。同社の筆頭株主であるスイスの商品取引大手グ レンコア・インターナショナルが原因で、ヴァリとの交渉は打ち切られたという。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比28.7ポイント(0.5%)安の5660.4。FTオー ルシェア指数は同14.09ポイント(0.5%)下げて2897.77。

ドイツのDAX指数は同35.45ポイント(0.5%)安の6489.26。HDA X指数は14.04ポイント(0.4%)低下し3309.19。

フランスのCAC40指数は同15.32ポイント(0.3%)下げ4676.68で終 了した。

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