米シカゴ連銀総裁:緩和的な金利水準が米経済成長を促す-今年下期

米シカゴ連銀のエバンス総裁は26日、フェ デラルファンド(FF)金利の誘導目標の合計3ポイント引き下げに加え、今後 実施される税還付が今年下期の米国の経済成長を促進するだろうとの予想を明ら かにした。

エバンス総裁はニューヨークでの会合で、「現在の2.25%というFF金利 の誘導目標は緩和的であり、より力強い成長を支援するはずだ」と指摘。「今年 下期に状況は改善するとわれわれはみている」と述べた。

米金融当局者はサブプライムローン(信用力の低い個人向け)住宅ローン問 題に端を発した信用危機の影響が広がるなかで、米経済の成長維持を目指してい る。住宅の値下がりと差し押さえ増加が進むなか、米当局は今年に入って計2ポ イントの利下げを実施した。この利下げペースは過去20年間で最も速い。

エバンス総裁は、米企業業績の悪化と金融機関による融資基準の厳格化が支 出を抑えるとの見通しを示すとともに、「過剰な住宅在庫が今後も住宅投資を抑 制するだろう」と語った。

個人消費については、労働市場の悪化や家計部門の資産減少などがマイナス 要因になると分析。その上で、約1170億ドル(約11兆6000億円)規模の税還 付と生産性の「堅調な」伸びが、08年4-6月(第2四半期)と7-9月(第 3四半期)の経済成長を支えると予想した。

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