スイスのエクストラータ:ブラジルのヴァリとの合併交渉打ち切り(2)

発電所向け石炭輸出で世界最大手、スイスの エクストラータとブラジルの資源大手ヴァリ(旧通称リオドセ)の合併交渉が打 ち切られたことが25日までに明らかになった。

ヴァリの発表資料によれば、両社は合意に達することができず、交渉を終了 した。ヴァリは1月21日に、エクストラータと買収協議を進めていると発表し ていた。

ヴァリのロジャー・アニェリ最高経営責任者(CEO)は事業多角化を見据 え、エクストラータの銅や石炭、亜鉛関連の資産取得を目指した。また、資源最 大手の豪BHPビリトンへの対抗意識もあった。ブラジルの通信社エスタドは 13日、ヴァリが1株当たり45ポンドを提示したが、エクストラータの筆頭株主 であるスイスの商品取引大手グレンコア・インターナショナルは50ポンドを希 望していると伝えていた。

メルカト・ジェスタン・ジ・レクルソスで運用に携わるダニエラ・マルケス 氏は「交渉打ち切りは、ヴァリが規律を保っていることを示している」と指摘。 「ヴァリは、株主の利益を害する恐れのある買収価格は示さないだろう」と予想 した。

交渉打ち切り発表を受け、25日のサンパウロ株式市場でヴァリの終値は前 日比5.2%高の48.53レアルと、発表前の47.48レアルから上げた。ロンドン市 場でエクストラータの終値は前営業日比233ペンス(6.7%)高の3716ペンス。 時価総額は363億ポンド(約7兆2800億円)となった。

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