米スリーコム12-2月期:収益はアナリスト予想上回る-株価上昇(2)

米ネットワーク機器メーカーのスリーコム が24日発表した2007年12月-08年2月(第3四半期)決算は、一部項目を除 いた利益がアナリスト予想を上回った。発表を受けて株価は時間外取引で5% 上昇した。

一部項目を除いた1株利益は8セントと、前年同期の2倍強となり、リー マン・ブラザーズ・ホールディングスのアナリスト、インダー・シン氏(ニュ ーヨーク在勤)の予想(2セント)を上回った。スリーコムが示した3-5月 (第4四半期)の利益予想も、シン氏の予想を上回った。同社に対しては、米 投資会社ベイン・キャピタル・パートナーズと中国最大の通信機器メーカー、 華為技術が買収を提案したが、当局が国家安全保障上の懸念を示したため、両 社はこれを撤回している。

スリーコムは179億ドル(約1兆8000億円)規模のネットワーク向けスイ ッチ市場で米シスコシステムズとシェア争いを展開している。ベインは、華為 技術へのスリーコムの少数株売却が安全保障上のリスクにならないという点で、 米当局の同意を取り付けられなかった。この計画撤回で、スリーコムはシスコ に単独での対抗を余儀なくされている。

第3四半期の売上高は前年同期比4%増の3億3640万ドル。純損失は784 万ドル(1株当たり2セント)と、前年同期の478万ドル(同1セント)から 拡大した。

ジェイ・ザガー最高財務責任者(CFO)は電話で、第4四半期は一部項 目を除いた1株利益が4-7セントになるとの見通しを示した。売上高は最大 3億1500万ドルを見込んでいる。

決算発表は米株式市場の通常取引終了後だった。スリーコムの株価は時間 外取引で一時、10セント高の2.10ドル。通常取引終値は2ドル。ベインが昨年 9月28日に買収案を発表してから、時価総額は10億ドル以上失われている。

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